ベルリン東京友好ジャズコンサート実行委員会について

「東京・ベルリン友好ジャズコンサート実行委員会」は、1996年に東京ベルリン友好ジャズコンサートとして、ベルリンから音楽監督アレクサンダー・フォン・シュリッペンバッハと高瀬アキが率いるベルリン・コンテンポラリー・ジャズ・オーケストラの主要メンバーを招聘し、日本人ミュージシャンを加えた特別編成で「ベルリン・コンテンポラリー・ジャズ・オーケストラ・イン・東京’96」を「なかのZERO」で開催するに当たり、ジャズ評論家の故副島輝人氏を実行委員長に組織されました。

 

ドイツ年だった2005年には、杉並区文化・交流協会主催で公益財団法人 朝日新聞文化財団の助成を得て開催した「都市は漂う-東京・ベルリン2005 伯林大都会交響楽」と題したアレクサンダー・フォン・シュリッペンバッハと高瀬アキに日独のミュージシャンが出演した公演にも「東京・ベルリン友好ジャズコンサート実行委員会」の主要メンバーが関わりました。

 

2017年、この二つの公演を通じて日独文化交流架け橋となったアレクサンダー・フォン・シュリッペンバッハがドイツ連邦共和国功労十字小綬章を授与されることが決まり、また2018年に彼が傘寿という節目の年にあたることから、彼のトリオと高瀬アキを招聘し、公演を行うため、当時のメンバー数名を中心に「東京・ベルリン友好ジャズコンサート実行委員会」を2017年10月に再結成し、東京ベルリン友好ジャズコンサート2018「シュリッペンバッハ ・トリオ+高瀬アキ」を坐・高円寺で開催しました。

 

2020年からのコロナ禍で海外との交流が難しくなっておりましたが、2022年に入ってから海外からの入国規制も緩和されたこともあり、12月に高瀬アキおよびダニエル・エルトマンを招聘して、日本人音楽家・画家も参加するオリジナル企画で公演を行う運びになりました。

CD『Berlin Contemporary Jazz Orchestra / Live in Japan 1996』(DIW)インレイより
photo by Hiroyuki Yamaguchi